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Channel: 第弐章 「悠久の大義」
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毎年七夕の季節になると、昔大切に思っていたあの人のことを思い出す・・・の巻

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七夕は年に一度、織女星とひこ星が天の川を渡って会うことを許された特別な日とされています。
 
天の神さまぁ!二人は遠恋に耐えこの日やっと会えるんやから、せめてこの日くらいは晴れさせてやってよ!
 
例年七夕の日の空は曇天で星は見えませぬ
 
 
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私も昔大切な人と遠恋していました。
でも、私が体を壊し会うことがかなわず、七夕の日に泣く泣く別れを告げた思い出があります。
今でもあの時の苦渋の決断が思い出され、
「もっと頑張っていれば…」と今更ながら、後悔がちょっぴり脳裏をよぎります。
 
 
過去に彼女との思い出をつづった詩をUPしたことがあったんですが、
ここで再載し、今日だけは彼女の幸せを祈りたいと思います。
 
 
 
 
 
今は昔になったけど、思い出は消えない“あの日”
 
 
 
1998年7月18日、友人に連れられて
  
君が汗を流す体育館を訪れた あの日
 
  
 
君の真剣な眼差しと
  
懸命にボールを追う姿を間近に見た あの日
 
 
 
練習後、ほんの数分程度の立ち話だった あの日
 
 
 
1ヵ月後、友人に呼び出されたレストランの席に
  
君が隣に座ってるのを見てビックリした あの日
 
 
 
 
ちょうどあの頃は君はオリンピックを目指し、
  
僕は再び空手の道に身を投じた頃だったね
 
 
 
人目を気にせず
 
二人豚まんをほおばりながら
 
神戸の町を歩いた あの日
 
 
 
六甲山上から眺めた夕陽に包まれ
 
言葉を交わすことはなかったけど
  
つないだ手のぬくもりが
  
心をつなぎ合わせてくれたと感じた あの日
 
 
 
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夕闇が迫ってきたから、「そろそろ帰らなあかんで!」と言ったら
 
君は黙ったまま首を横に振った あの日
 
 
 
 
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どっぷり日も暮れて、夜景がまばゆいくらいきらめいた時、
  
「ここからの神戸の夜景ってとてもキレイで感動したわ !!」
  
「今日はホントにありがとう」と言って
 
僕のほっぺにキスしてくれた あの日
 
 
 
 
君は電話口で、
 
「今姫路駅にいるの。今から会えない?」と
 
唐突に切り出したあの日
 
 
 
「会えるんはめっちゃ嬉しいけど、
  
もしおらんかったらどないするつもりやったんや !?」
  
と聞けば、
  
「その時は姫路の町をブラブラして帰るつもりだったの」
 
「でもこうして会えたからいいじゃん♪」と
  
君はあっけらかんとして笑顔を振りまいた あの日
 
 
 
 
ルミナス神戸Ⅱに乗って、明石大橋を船上から眺めた時
 
君はまるで子供のようにはしゃいでた あの日
 
 
 
 
 
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鳥取砂丘で、君はいきなり駆け出し
  
砂の上を転げたり
 
砂を頭上高く巻いたり
  
ラクダやパラグライダーを指差し
  
「あれに乗ろうよ、ねっ乗ろう、乗ろうよぉ~!」と
 
ここでも子供のように駄々をこねた あの日
 
 
 
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いつだっただろう
 
遠征先から携帯をかけてきて
 
「今 夕陽がすっごくキレイなの」
 
「早く見て 見て!」
  
「離れているけど、今私たちおんなじ夕陽を眺めているのよ♪」と
  
小さな感動に、一人盛り上がってた あの日
 
 
 
 
練習で疲れているのに
 
僕が入院してる神戸の病院まで
 
見舞いに来てくれた あの日
 
 
 
 
鳥取の病院に転院した時も
  
いきなりやって来て
 
僕の胸で涙した あの日
 
 
 
 
 
 
シドニーへの切符は逃したけど
  
4年後、君に最高の笑顔が戻ることを
 
心から願い
  
断腸の思いで君の元を去る決意をした あの日
 
 
 
 
あふれる涙とともに
  
病院の前を流れる川に
  
君に贈るつもりだった指輪を流した あの日
 
 
 
 
のちに、失意と故障で
  
君が引退したのを知って
 
愕然とした あの日
 
 
 
 
君は数え切れないほどの
  
愛と勇気と
  
微笑みと安らぎを
  
僕に与えてくれたね・・・
 
 
 
本当はね
 
僕もいつまでも君のそばで
 
君の力になりたかったよ
 
だから一日でも早く
 
君の元へ戻れるよう
 
どんなに痛い治療も
 
どんなに苦しいリハビリも
  
歯を食いしばって耐えてきたんだ
 
 
 
 
再起動した君の姿を
  
テレビで見た時
  
君の苦悩を知っていただけに
 
涙を流しながら
  
「おめでとう」とつぶやいた あの日
 
 
 
君の試合が姫路であった時
 
僕は迷わず君の姿を目に焼き付けるために足を運んだ
 
試合が終わり控え室に引き上げる時
  
どうしてだろう
 
最上段にいる僕をみつけ
  
驚いたような顔のあと
 
あのいつもの笑顔で
  
手を振ってくれたあの日
 
 
  
あれが僕に対する最後の笑顔・・・・
 
 
 
君との思い出の品は
 
もうほとんどないけれど
  
あの日 君と過ごした思い出は
 
 
 
 
今も心の奥底に・・・
 
 
 
 
 
ELTの「今でも・・・あなたが好きだから」という曲を聴くたび
 
あの日二人で歩いた砂丘の浜の光景を
 
いまでも思い出します。
 
 
 
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今日も最後までお付き合いいただき、ありがどうございました。
 
 
 
 
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