神護寺(じんごじ)は、京都市右京区高雄にある高野山真言宗の寺院。
神護寺は、空海や最澄が滞在したほどの日本仏教史上とてもありがた~い寺院のひとつ。
金堂には、平安時代初期に製作された、国宝『木造薬師如来立像』がおわします。
このお寺を参ろうとすると、その参道には急な坂道や400段近い階段が続くので、めっちゃしんどい![]()

うまいことできてるもんで、途中には一服できる茶店「御食事処硯石亭」がございまする![]()

名物の「もみじ餅」に舌鼓をうち、これから先の鋭気を養いながら紅葉を楽しむことも出来ます。
水戸のご隠居が御一行と訪れそうな雰囲気ですよ。
茶店はここに限らずあちこちにありますので、自分のペースで休憩場所を選ぶといいでしょう。
しばらく坂や階段をひぃこらと登ると、楼門が見えてきます。
参道よりも日が直接当たってるせいか、楼門前のモミジがより鮮やかに見えますね。
楼門を入ると境内が広がり、右手に書院・和気公霊廟・鐘楼・明王堂があり、その先には五大堂・毘沙門堂が
建っています。
五大堂の前には金堂の屋根にあるのとおんなじ『鬼瓦』がなぜか足元に置かれています。
あっかんべ~して通り過ぎましょう![]()

画面手前が『五大堂』、奥が『毘沙門堂』
画面の反対方向へ上がったところに、薬師如来様がおられる『金堂』があります。
どれもこれも歴史がある建造物ですが、
ここ神護寺には、誰もが知ってるあの人の像があるんですね。
そう、「いいくにつくろう」のよっちゃんこと『源頼朝』の肖像画です。
他にも『平重盛』(左)、『藤原光能』(右)の像もあり、あわせて“神護寺三像”と呼ばれています。
ただ最近ではこれらの像は、
頼朝像は『足利直義』、重盛像は『足利尊氏』、光能像は『足利義詮』ではないかという説もあります。
ここまで来たらあとやることは一つ。
「かわらけ投げ」ですね。
「かわらけ投げ」は全国にありますが、ここが発祥の地とされています。
谷に向かって真っすぐ飛ばして『厄』を払いましょう![]()

『厄除』が刻印されたかわらけを、手首のスナップをうまく効かせて遠くまで飛ばします。