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Channel: 第弐章 「悠久の大義」
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幼き日 豆餅焼いた 囲炉裏端 あの日恋しき 秋の夕暮れ!の巻

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幼少の頃、叔母の家によく遊びに行きました。
 
わら葺屋根で土間・かまどがあり、風呂も五右衛門。
 
そこが大好きでした。
 
 
 
 
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自宅では「鉄人28号」や「鉄腕アトム」などが放送される日は待ち遠しかったのですが、
 
ここへ来ると、も気にならないし、おもちゃもそないに欲しくない。
 
夏には川遊び、今頃は芋掘り等自然相手にいつもはしゃいでいました。
 
 
 
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築百年以上経ってるこの古民家は、
 
中は薄暗く、夏はひんやりとしててわりと過ごしやすかったように思います。
 
 
 
 
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板の間には『囲炉裏』があり、黒いやかんがシューシューと湯気をはいていたり、
 
鍋がぐつぐつ音を立てて、いいにおいがしてたっけ。
 
 
 
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今でいう炊事場は、「おくどさん」と呼ばれかまどや五右衛門風呂がそこにありました。
 
昼間に山に入り、焚き木拾いや薪割りをしておき、夕焼けで西の空が赤く染まるころには、
 
まずはかまどに火を入れ湯を沸かし、
 
それから火吹き竹でふうふうしながら風呂を焚きます。
 
 
 
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五右衛門風呂は、鉄の釜なので木の板の上に乗って入るのですが、
 
子どもの頃はうまく乗れずに板だけがボワンと浮き上がったり、
 
炊いてる時は釜に肌が当たるとメッチャ熱いので、膝を抱えてなるべく動かないように
 
じっとして入ってましたね。
 
 
七輪で魚焼いたり、火鉢では豆餅焼いたり、
 
とても懐かしい光景です。
 
 
 
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冬に向けて軒には吊るし柿が干してあったり、
 
叔母は手が空くと、わら縄づくりやむしろ編みに精を出していました。
 
 
 
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兎追いし かの山
 
小鮒釣りし かの川
 
夢は今も巡りて
 
忘れがたき 故郷
 
 
 
 
あの日野山を駆け巡り、小川に飛び込んでは小魚を追った。
 
その家も今では主を亡くし、
 
愛知県に住んでるいとこが、換気したり庭の草刈をするために
 
年に一度帰るだけ。
 
 
 
私の家ではないけれど、
 
やがて朽ちていくかもしれない現実に、
 
ただ寂しさを覚えます・・・・。
 
 
 
自然に接し、自然と戯れ、自然に生かされていたあの頃。
 
もう戻れないけれど、あの純粋な気持ちのまま
 
今を生きたいと願うだけです。
 
 
 
 
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