昨年の3月頃、
兵庫県福崎町の辻川山公園に
突如河童が出現しました。
ため池のほとりにたたずむのは
兄の河太郎(がたろう)
池の中からブクブク泡を立て現れるのは
弟の河次郎(がじろう)と言う。
いきなりの河童の出現に驚き
泣き叫び、慌てて逃げだす
子供たちが続出し、
それに気をよくしたのか
河次郎は定期的に顔を出すようになりました。
それを聞きつけたマスコミが大大的に報じ、
見物客が急増しました。
大挙して押し寄せる見物人の騒がしさに気を悪くしたのか
昨年の夏ごろから河次郎の姿は真っ赤になり、
なにやらご立腹の様子![]()

元々河童は川や沼に住み、
通りがかった人たちを水の中に引きずり込み、
「尻子玉」を抜き取ってふぬけにしてまうなどの
伝説がある妖怪。
怒り爆発で、誰かの「尻子玉」を抜き取ってるやん![]()

右手にしっかりと握り締めておりまする。
人が集まるとゴミをポイ捨てしたり、
モラルの欠けた行為をする
“やから”もまた寄ってくるのは世の摂理。
そんな非常識を監視するために
ここの河童兄弟は、なんと天狗殿を呼び寄せた![]()
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青く光るいかつい目で、
公園を訪れる人々に“ガン”を垂れとりますゾ。
この天狗像、町が昨年実施した
「第1回全国妖怪造形コンテスト」で
最優秀作品賞に輝いた稲村彰彦さん(神戸市)の
「天狗の森の妖翁」がベース。
台座を含む高さ3メートル、翼長2・5メートル
の像を、繊維強化プラスチック(FRP)で制作した。
費用は約120万円。
このように広報の表紙にもなったとさ。
河次郎の登場は、
9時~18時の毎時00分と30分。
興味湧いた方は
片手に

さぁ、出かけよう![]()
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