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Channel: 第弐章 「悠久の大義」
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火山列島ニッポン!なんでこないに火山が多いねん!?の巻

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今月29日9時59分に、鹿児島県の口永良部島の新岳にて爆発的噴火が発生しました。

この噴火によって噴出した火砕流は海岸まで達しており、全島民が避難しています。


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箱根における火山活動も活性化しつつあり、立ち入り制限区域も設定されています。

箱根山はもともと富士山より高い山が形成されていましたが、度重なる噴火でマグマを放出した

空洞が陥没し、カルデラを形成。今の芦ノ湖等ができました。



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箱根はこれまで大涌谷のみが水蒸気噴出を観測してきましたが、

現在噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられています。



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もし箱根駒ヶ岳が大規模噴火したら、すぐ近くの富士山も黙ってないかもね。

連動噴火でもしたら、関東はその降灰で首都機能がかなり低下するでしょう。



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昨年噴火した御嶽山では、犠牲者が57人も出ました。



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小笠原諸島の西之島で海底火山が噴火し、新島が西之島を飲み込んでしまい、

現在も活動中。



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鹿児島・桜島は今月21日、噴煙が4300メートルに達するほどの噴火をしました。



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京都大学防災研究所では、

「桜島の直下でマグマの蓄積量が増え、山体が膨脹し続けている」

「島の北側、海底の地下深くにマグマ溜りがあり、このマグマが桜島の直下に流れ込み、

山体が膨脹し続けている」

「さまざまな兆候から2020年ごろには大噴火が発生する可能性が高い」

と警告しています。





近年火山活動が活発化しているニッポン。

ではどうしてこんなに日本は火山が多いのでしょう。


日本列島は『環太平洋火山帯』の一角に含まれ、

プレートが沈み込むことで、プレート境付近のマグマだまりを刺激し、噴火が起こるとされています。



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日本列島は、ユーラシアプレート・北アメリカプレートの下に、

太平洋プレート・フィリピン海プレートがもぐりこんでいます。


このプレートに火山帯を重ね合わすと見事符合するんですね。



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次に、プレートと地震の震源を重ねてみましょう。



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これまたプレートの下に沈み込んでるあたりに集中しています。


図を見ればお分かりのように、四国沖(南海トラフ)周辺に空白がありますね。

東海から東南海・南海では長期にわたりエネルギーの放出が行われておらず、蓄積しています。

この膨大なエネルギーが一気に放出されると、三連動巨大地震・津波、あるいは

近隣のマグマだまりに多大な影響を与えかねません。



1707年に起きた富士山の宝永大噴火は、その49日前の宝永地震が引き起こしたとされています。



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宝永大噴火でできた火口
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上空から見ると、山頂火口と宝永火口の大きさの違いがよくわかる
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過去の富士山や箱根駒ヶ岳の度重なる噴火で、関東平野は『関東ローム層』が堆積されました。

その厚みは十数メートル。

この層の厚みと建造物の密集が重なり、関東平野における活断層の調査が困難とされています。



現在小康状態を保っている他の活火山も、いつ何時活発化するかわかりません。

向こう30年以内に起こる確率70%の東海・東南海・南海巨大地震。

火山の噴火。巨大台風等による水害等々、昨今の地球環境は異常を連発しています。



気象庁も頑張ってデータの収集による予報を出してくれますが、

まずは“自分の身は自分で守る”備えは、日ごろから心がけておきましょう。

最寄りの自治体には『ハザードマップ』がありますので、

一度皆さんのお住まいの地域の避難経路や、危険個所を確認してはいかがでしょう。



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