人口約2300人の村が地震に見舞われたのは、東日本大震災の翌日の3月12日早朝。
午前3時59分に震度6強、4時31分と5時42分には震度6弱を記録した。
平成23年3月12日15時59分、「震度6強」の大地震が栄村を襲ってから3年が過ぎました。
被害のなかった秋山地区以外の25集落全員が避難。
地震発生後7時間に震度6弱3回を含む余震は135回を記録。
被害状況は、死者3名、軽症10名、家屋の全壊33棟33世帯、半壊169棟172世帯、一部損壊486棟521世帯、
合計694棟726世帯で全世帯748世帯の97%に何らかの被害が及びました。
また、道路・橋梁の損壊75路線175ヵ所、雪消え後に判明した農地・農道の損壊1137ヵ所、教育施設、観光施設、福祉施設等甚大な被害となり、住宅を除いた被害総額は55億円を越えています。
全国から届いた義援金は約11億円。
雪の重みで崩落した中条橋は昨年12月に架け替えられ、復旧作業はほぼ完了しています。
そんな栄村で今日、“栄村3.12灯明祭”がありました。
避難生活のストレスなどで亡くなった3人の犠牲者に黙とうをささげ、雪で作った高さ約7メートル、幅約20メートルのオブジェに約120本のろうそくで「3.12栄村」の文字を浮かび上がらせた。
画像は一昨年のもの
3年が経ち、村は今人口の減少、更に高齢化という問題に直面しています。
被災して村を出た人が戻らないケースも多く、人口は震災前から170人以上減りました。
被災して村を出た人が戻らないケースも多く、人口は震災前から170人以上減りました。
栄村は長野県の最北端に位置し、東西19.1km 南北33.7km、周囲106.0km におよび、271.51平方キロメートルの広大な面積を有しており、その92.8%を山林原野が占めています。