昭和20年3月10日の東京大空襲は「ミーティングハウス2号作戦」と呼ばれ、325機のB-29爆撃機が高度1600–2200メートル程度の超低高度・夜間・焼夷弾攻撃を行い、38万1300発、1783トンが投下された。
死亡・行方不明者は10万人以上、被災家屋約27万戸。
東京都慰霊協会では、毎年関東大震災の9月1日と東京大空襲の3月10日に、遭難者慰霊大法要を都立横網町公園内の東京都慰霊堂で執り行っています。
二度とこのような大惨事が繰り返されないことを願い、空襲の日より69年を迎えた昨日、遺族をはじめ皇族方のご臨席を仰ぎ、各界の来賓をお迎えして大法要が執り行われました。
一方、今日で3年目を迎える東北の被災地へ、神戸に灯る「1.17希望の灯り」が昨日出発しました。
「1.17希望の灯り」は、阪神淡路大震災の犠牲となった人々の鎮魂と慰霊、そして、大きなダメージを受けた神戸の復興と再生を願って2000年1月17日にメモリアルモニュメントとして東遊園地で灯されました。
14歳から79歳までのボランティア57名が、「希望の灯り」の分灯を持って宮城県名取市に向かっています。
名取市の市民から、阪神淡路大震災で使用される「竹灯篭」と「希望の灯り」を、明日の追悼式で使いたいとの申し出を受けたものです。
「希望の灯り」は過去にも被災地に分灯されています。
その一つに陸前高田市小友町箱根山の「3.11希望の灯り」がありますね。
名取市では、死者911人・行方不明者40人、半壊以上の建物5,000棟以上の甚大な被害を受けています。
被災地の皆さん、また各地に避難している皆さんは今日の日をどのような思いで見つめるのでしょうか。
神戸の震災を経験した一人として、今日一日は亡き人をしのんで静かに過ごされ、また明日からは頑張って生きてもらいたいと願っています。